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高雄爆発事故現場の輸送管3本、強制切断


ニュース 石油・化学 作成日:2014年8月20日_記事番号:T00052229

高雄爆発事故現場の輸送管3本、強制切断

 高雄市政府は19日、高雄市の大規模爆発事故の現場である凱旋路、三多路を通る、台湾中油(CPC)、李長栄化学工業(LCYケミカル、栄化)、中国石油化学工業開発(CPDC、中石化)の石化製品輸送管3本を強制切断した。20日付工商時報などが報じた。


高雄市はまずCPCとLCYの輸送管を切断し、抗議を行ったCPDCに対しては午後4時にようやく切断作業に取り掛かった(19日=中央社)

 CPDCは同日早朝に声明を発表し、高雄市が輸送管の使用を禁じるのは会社の財産に制限を与え、営業の自由、事業の発展、従業員の就業の権利を侵害するものと反発。さらに、上場会社は重大な資産の処分に董事会、株主総会の承認が必要だと指摘して、高雄市の手法は違法の恐れがあると訴えた。

 これを受けて高雄市は、輸送管の道路使用許可を取り消し、輸送管切断は行政手続きに従ったもので違法でないと強調した。