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辞任の陸委会副主任委員、中国のスパイ疑惑強まる


ニュース 政治 作成日:2014年8月21日_記事番号:T00052244

辞任の陸委会副主任委員、中国のスパイ疑惑強まる

 辞任した行政院大陸委員会(陸委会)の張顕耀副主任委員をめぐり、機密漏えい疑惑が浮上する中、法務部調査局は、張氏が中国側のスパイとして少なくとも機密資料5件を中国側に漏えいしていた疑いを強め、早ければ22日から関係者の事情聴取を開始する。21日付聯合報が報じた。

 張氏は副主任委員として在任していた2年半の間に、中台交渉で台湾がどこまで妥協可能かや、中台の重要政策などに関する資料を中国側に漏らした疑いがあるとされる。

 捜査当局は張氏に国家機密保護法違反の疑いがあるとみて、張氏に対する監視、対人関係の洗い出しを行うとみられる。張氏が任意聴取で容疑を否認した場合、身柄拘束の可能性もある。

 捜査関係者は「張氏が中国のスパイとされた場合、これまでで最も高位の政府職員によるスパイ事件になる」と述べた。