鴻海科技集団（フォックスコン）傘下の富智康集団（ＦＩＨモバイル）と中国の自動車大手、北京汽車集団（北汽集団）傘下の電気自動車（ＥＶ）メーカー、北京汽車新能源汽車が合弁でＥＶレンタカー会社を立ち上げることで今年６月末に契約を結んでいたことが分かった。現在既に新会社の設立準備段階に入っており、９月に営業を開始する予定だ。21日付工商時報が中国メディア「21世紀経済報道」の報道を基に伝えた。
報道によると、ＦＩＨモバイルと北汽新能源汽車は共同で１億人民元（約17億円）を出資し、新会社「北京恒誉新能源汽車租賃」を設立した後、北京の易卡租車と杭州（浙江省）の車紛享（ＣＣクラブズ）といったレンタカーサービス業者を買収し、中国のＥＶレンタカー市場で最大手となることを目指しているとされる。
北汽新能源汽車の鄭剛総経理は鴻海との合弁について「北京恒誉は９月に北京、杭州、江蘇省でテストサービスをスタートさせた後、１年間で中国全土で5,000〜１万台規模に事業を拡大したい」と語った。
