ニュース 社会 作成日:2014年8月25日_記事番号:T00052296
台中市在住の実業家、施家金さん(57)が18日に米国から帰台後に自身が雇っている運転手らに誘拐され、身代金3,000万台湾元(約1億円)が要求される事件があり、台南市玉井区の山中で24日夜、施さんとみられる遺体が発見された。25日付蘋果日報が伝えた。

殺害された施さん。遺族は「恩を仇で返されるなんて」と話した(24日=中央社)
容疑者は運転手とその仲間の計3人。脅迫を受けた家族は犯行グループの指示に従い、身代金を指定口座に振り込む一方、警察に通報した。運転手は入金された資金を別の口座に振り込もうとして、台南市永康区の銀行で身分証の提示を求められたため、その場を立ち去り、その後偽造旅券でタイに出境したことが判明した。
警察は台中市内で施さんを出迎えるのに使った乗用車を発見し、車内から血痕や電気棒などが発見されたため、施さんが暴行を受けて誘拐されたと断定した。
容疑者らは施さんが保有する別の高級乗用車に乗り換え南下。高速道路の通行記録などからフォルモサ高速公路(国道3号)の白河ICを下りたことが判明したため、警察は同ICに近い関子嶺温泉付近を捜索。山中で施さんとみられる遺体を発見した。遺体には背中に複数の刺し傷があった。警察はDNA鑑定で遺体の身元を確認する。
主犯格の運転手は屏東県で果物の卸売業に失敗して100万元余りの負債があり、4〜5年前から施さんの運転手兼ボディーガードを務めていたという。
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