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カルフール、台中でも閉店


ニュース 商業・サービス 作成日:2014年8月25日_記事番号:T00052303

カルフール、台中でも閉店

 量販店最大手、家楽福(カルフール)の大墩店(台中市南屯区)が25日午後12時をもって閉店する。カルフールは昨年にも大順店(高雄市)を閉店。嘉義市の2店も閉店の対象に上がっているもようだ。近年出店攻勢を続ける同業の愛買(aマート)、スーパーマーケットの全聯福利中心(Pxマート)などの地場企業との競争に苦戦しているようだ。25日付中国時報が報じた。

 カルフール大墩店は、台中で初めてレストランなど飲食店を入居させた量販店として20年前に開業。ピーク時は月間売上高が2億台湾元を上回ったが、最近では6,000万元(約2億円)まで落ち込んでいた。

 カルフールは閉店の主因を、建物所有者が改築を決めたことを挙げたが、改築完了後の営業再開については「協議が必要で未定」とコメントした。その上で「再開するとしても、従来より小規模なスーパーとなる」と説明。1年後に結論が出る見通しだ。

 関係者は、量販店オープンには少なくとも7億~8億元が必要で、競争が激しい現在では回収に時間がかかると指摘。カルフールは同じ区内に文心店を出店していることから、大墩店再開の可能性は高くないとの見方を示した。