ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

工作機械の7月輸出額1.6%増、予測下回る


ニュース 機械 作成日:2014年8月25日_記事番号:T00052311

工作機械の7月輸出額1.6%増、予測下回る

 工作機械の業界団体、台湾区機器工業同業公会(TAMI)が発表した7月の工作機械輸出額は3億2,600万米ドルで、前年同月比成長率は1.6%と予測を下回った。23日付工商時報が報じた。

 台湾区工具機零組件工業同業公会(TMBA)の黄建中秘書長は、ドイツやポーランドを経由して台湾の製品をロシアに出荷していた欧州の販売代理業者は上半期、ウクライナ情勢に絡みロシアが米国や欧州連合(EU)から経済制裁を受けることを懸念して同国への出荷を急いでいたが、7月は調達が減速したと指摘した。

 7月は輸出先別では米国向けが前年同月比63%増、中国向けが2.6%増とプラス成長となったが、ドイツ向けは45%減と大幅に減少した。

 なお世界全体の景気好転を受け、工作機械メーカーの多くは第3四半期の受注が満杯で、既に第4四半期向け受注を開始しており、中国や欧州の自動車・バイク関連部品メーカーや金型メーカーからの引き合いが増えているという。

 ただ黄秘書長は、ロシアへの経済制裁やEUの景気回復鈍化に影響を受けるとの見方から、今年の工作機械輸出の成長率予測を従来の10%増から6%増に下方修正した。