ニュース 家電 作成日:2014年8月25日_記事番号:T00052313
市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーの統計によると、台湾の液晶テレビ受託生産メーカーによる第2四半期の出荷は941万台で前期比23.5%増、前年同期比13%増となった。テレビの需要回復に加え、パネルが供給不足となる中、テレビブランドメーカーが受託メーカーへの発注を増やしたためだ。25日付工商時報が報じた。
冠捷科技(TPVテクノロジー)の第2四半期出荷は423万台で市場シェア45%、鴻海精密工業は210万台でシェア22.4%を獲得した。TPVはパネル調達力が高く、顧客層も広い。鴻海は堺ディスプレイプロダクト(SDP)の第10世代工場や群創光電(イノラックス)からパネル調達が可能で、ソニーとビジオが大口顧客だ。
第3四半期もパネル供給が逼迫(ひっぱく)しており、テレビブランドは外部への発注を続行している。ウィッツビューによると、ソニーの生産委託比率は57~60%(従来50%)、東芝は70~75%に上り、ビジオは依然100%だ。
台湾のテレビ受託生産メーカーによる今年の出荷は3,750万〜3,850万台に達し、前年比5〜7%増と2年ぶりに成長に転じる見通しだ。世界のテレビ出荷は2億1,000万台で、ブランドの自社生産が1億4,300万台で67~68%を占め、生産委託比率は32〜33%の予測だ。
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