ニュース 電子 作成日:2014年8月25日_記事番号:T00052317
設備メーカー関係者は、ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)から来年第1四半期に南部科学工業園区(南科)「Fab14」P7工場に設備を搬入し、16ナノメートル製造プロセスの月産能力を5万枚に引き上げるための協力を要請されたと話した。このことから、量産は従来計画より1四半期早い来年第2四半期と予測した。25日付経済日報などが報じた。
TSMCは新竹科学工業園区(竹科)の12インチウエハー工場の16ナノ生産能力が1万5,000枚あるため、南科Fab14P7工場は16ナノFinFET(立体構造トランジスタ)プラスが中心となるようだ。設備メーカーは、TSMCが20ナノプロセスに続き、16ナノFinFETプラスでもアップルの次世代プロセッサー「A9」の大部分を受注するとみている。
この他、業界ではTSMCが来年第1四半期に中部科学工業園区(中科)に10ナノプロセスの試験生産ラインを設置し、中科を10ナノプロセスの重要拠点とするとの観測が出ている。張忠謀(モリス・チャン)董事長は16ナノプロセス市場シェアで一時的に競合にリードを許す恐れがあるが、10ナノプロセスは来年下半期にテープアウト(設計完了)し、シェアを取り戻すと話している。
AMD「トンガ」、TSMCが受注
米半導体大手、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は23日、GPU(グラフィックスプロセッサ)「Radeon R9 285(コードネーム・トンガ)」を発表した。9月2日発売で249米ドル。従来グローバルファウンドリーズ(GF)が受託生産すると予想されていたが、依然TSMCが28ナノで受託生産するようだ。
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