ニュース 運輸 作成日:2014年8月26日_記事番号:T00052328
復興航空(トランスアジア航空)は25日、乗客乗員48人が死亡した先月の旅客機墜落事故を受け、遺族を集めた第1回説明会を行い、賠償金として1人当たり1,490万台湾元(約5,200万円)を提示した。台湾域内の航空事故の1人当たり賠償金としては過去最高で、総額は7億1,500万元に上る見通しだ。26日付自由時報などが報じた。
トランスアジア航空の賠償は、保険金だけでは足りないとみられる(同社リリースより)
内訳は犠牲者1人当たり既に支払った慰問金20万元、葬儀費用の補助金120万元と、今回発表した和解金1,350万元。
説明会には犠牲者36人の家族代表53人が出席した。遺族会は、誠意は感じられるが、金額については今回出席していない遺族の同意が必要だとして、第2回説明会の実施を求めた。
遺族会は、事故が交通部民用航空局(民航局)に起因するものであれば、国家賠償を求める準備があると表明した。一方、馬公空港の設備改善を求め、民航局が事故のあった20番滑走路に「計器着陸装置(ILS)」を設置することが決定。来年2月から使用できる見通しだ。中央気象局は気象レーダーを設置する予定で、今後空港閉鎖の決定権は民航局に委ねられることになる。
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