ニュース 電子 作成日:2014年8月26日_記事番号:T00052342
IBMからx86サーバー事業を買収することで同社と合意している聯想集団(レノボ)は、データーセンター向けハードウエア市場での商機獲得に全力を挙げており、同分野で高い開発能力を持つ台湾メーカーとの協力を模索しているようだ。26日付電子時報によると、レノボの楊元慶執行長(CEO)が先ごろ訪台して広達電脳(クアンタ・コンピューター)の林百里董事長と面会した他、神達電脳(マイタック・ インターナショナル)や緯創資通(ウィストロン)とも提携の機会をうかがっているとみられる。
サーバー業界関係者によると、中国はクラウドコンピューティング産業の発展を積極推進しており、百度(バイドゥ)、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)、阿里巴巴(アリババ)といった同国のインターネットサービス大手が提案し、低コストで拡張性の高いデータセンターを実現するためハードウエアの統一規格を制定するプロジェクト「天蠍計画(プロジェクト・スコーピオン)」を進めている。
同プロジェクトが9月から導入する新たな枠組みで、レノボはハードウエアの主要供給元となる見通しだ。現在、同社のサーバー出荷のうち18%が天蠍計画向けとなっているが、今後は50%まで拡大すると見込まれ、提携する台湾メーカーに大きな恩恵をもたらすと予想される。
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