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台北バス運賃据え置き、市長候補2人が選挙公約


ニュース 運輸 作成日:2014年8月27日_記事番号:T00052356

台北バス運賃据え置き、市長候補2人が選挙公約

 台北市長選挙への出馬を表明している連勝文氏(国民党公認候補)と柯文哲氏(無所属)は26日、市長就任後4年間は路線バスの運賃を据え置くと表明した。連氏は、都市交通システム(MRT)も値上げしない考えだ。27日付中国時報などが報じた。


柯氏はバス路線再編について、専門家は最低2~4年かかると言うが、今やらなければ後悔すると語った(26日=中央社)

 バス運賃はここ16年据え置かれ、台北市、新北市が毎年30億台湾元(約100億円)を補助している。物価が上昇する中、バスの運営コストも増えており、今後も運賃を据え置けば税金で補塡(ほてん)し続ける恐れがある。

 柯氏は、台北市のバスは現在306路線あり、1日延べ160万人以上が利用しているが、路線距離が長く複雑で、乗客の不満が多いと指摘。MRTを中心に路線を再編し、短距離化・効率化を図ると宣言した。これにより運賃を据え置いたまま、政府の補助を減らせると述べた。

 一方、連氏は、市民は既存路線に慣れているので、路線を変更すると不便をきたすと反論。バス、MRTの利用を促進し、観光スポットを巡る路線などを増やす計画を示した。