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LCY董事長が出頭、「保守責任ない」と主張


ニュース 石油・化学 作成日:2014年8月27日_記事番号:T00052364

LCY董事長が出頭、「保守責任ない」と主張

 高雄市中心部の大規模爆発事故で、地下輸送管を経由しプロピレンの供給を受けていた石油化学大手、李長栄化学工業(LCYケミカル、栄化)の責任が指摘される中、高雄地方法院検察署は26日、同社を家宅捜索するとともに、李謀偉董事長(58)に出頭を命じ事情聴取を行った。27日付蘋果日報が伝えた。


李董事長は保釈後、負うべき責任は負うが事故原因を解明してほしいと述べた(27日=中央社)

 李董事長は事情聴取で「LCYには保守点検責任がない」という主張を繰り返した。検察は公共危険罪などで李董事長を立件した上で、保釈金2,000万台湾元(約7,000万円)で保釈した。

 LCYは今回の事故に関連し、プロピレンが漏れた輸送管は2007年に福聚塑膠を合併した際にLCYが所有権を取得したが、保守点検作業の責任は台湾中油(CPC)にあるなどと主張しているが、それを示す証拠は示せずにいる。このため、検察はLCYから福聚塑膠の合併契約を押収し、分析を進めているとみられる。