ニュース 政治 作成日:2014年8月28日_記事番号:T00052380
辞任した行政院大陸委員会(陸委会)の張顕耀副主任委員をめぐる中国への機密漏えい疑惑に関連し、消息筋は公安当局が3年前から張氏が中国に機密を漏えいしていた事実を盗聴で把握していたと語った。28日付自由時報が伝えた。
今回の事件で、陸委会が張氏に辞任を求めたきっかけとして明らかにした「告発文書」の存在は、実際には公安当局による盗聴記録の要約だったとされる。
消息筋によると、公安当局による盗聴は当初、張氏をターゲットにしたものではなかったが、その過程で張氏の嫌疑が明らかになり、張氏に対する盗聴を行い、機密漏えいの事実が判明したとされる。
台湾では国家の安全に危害が及ぶことを回避する目的で「域外の敵対勢力の情報」を収集する場合、高等法院の令状交付を受けた上で、盗聴を行うことができる。
盗聴内容は国家安全会議(国安会)などに報告されていたとみられ、その間に張氏が陸委会の副主任委員まで出世し、中台交渉の首席代表も務めていたことを不可解と受け止める向きもある。
野党からは、今回の事件で陸委会の王郁琦主任委員に引責辞任を求める声が高まっている。
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