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エピスターのフォルモサ合併、公平会が認可


ニュース 電子 作成日:2014年8月28日_記事番号:T00052395

エピスターのフォルモサ合併、公平会が認可

 発光ダイオード(LED)最大手、晶元光電(エピスター)が株式交換で同業大手の璨円光電(フォルモサ・エピタキシー)を合併する計画が27日、公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)に認められた。28日付工商時報が報じた。

 公平会は、両社はともに高輝度LED用エピタキシャルウエハー・チップ生産を主な事業としているが、合併が市場に与える影響は軽微で、公平な競争を大きく妨げることはないと判断。台湾経済にもたらすメリットがデメリットを上回ると指摘した。

 公平会はその理由として、▽台湾のLED産業は輸出中心で、両社以外に取引可能な企業が世界に広く存在する▽台湾内外に20社以上の関連メーカーが存在し、激しい競争環境に置かれている▽同業、川上・川下メーカーが両社の合併を肯定的に捉え、影響は軽微とみている──ことを挙げた。その上で、ウエハー・チップの原料の多くを輸入に頼る中、両社が合併により川上メーカーとの価格交渉力を高め、研究開発(R&D)や運営コストを削減し、海外大手との競争力を強化することは、台湾経済にプラスに働くと指摘した。