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台北市の8月平均気温、観測史上最高の30.19度


ニュース 社会 作成日:2014年9月1日_記事番号:T00052432

台北市の8月平均気温、観測史上最高の30.19度

 民間の気象情報会社、天気風険管理開発(ウェザーリスク・エクスプロア)の統計によると、台北市の8月の平均気温は30.19度で、同月としては1897年の観測以来史上最高を記録した。台湾全土の平均気温は29.27度と、過去最高を記録した1998年の29.36度に次ぐ暑さとなった。1日付自由時報などが報じた。


台北市ではあまりの暑さにアイスクリームを無料で振る舞う店も見られた(中央社)

 7〜8月の平均気温では、台湾全土で29.63度と67年来で最高を更新した。うち台中市は29.5度で過去最高、高雄市は29.7度で過去2番目、台北市は30.3度、花蓮県は29.3度とそれぞれ過去3番目の暑さになった。

 天気風険管理開発の賈新興総監は、台風の発生域である北西太平洋海域に巨大な高気圧が居座り、同海域で台風が一つも発生しなかった影響で、台湾の気温が高止まりしたと説明した。8月は例年、同海域で台風が平均5〜6個発生するが、51年の統計以来初めて形成されなかった。

 また8月は台北市で月間降水量がわずか79.5ミリと観測史上9番目に少ない雨量となった一方で、高雄市では観測史上6番目に多い894ミリに達し、例年と比較しても降水量に大きな差が見られた。