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台湾3基目のLNG受入基地、CPCが22年試運転へ


ニュース 石油・化学 作成日:2014年9月1日_記事番号:T00052443

台湾3基目のLNG受入基地、CPCが22年試運転へ

 杜紫軍経済部長は29日、台湾中油(CPC)が液化天然ガス(LNG)の受入基地を桃園県で建設することを、ガソリン電力経営績効改善小組(小委員会)で承認したと述べた。2022年に試運転を開始予定。台中、高雄市永安に続く台湾で3基目のLNG受入基地となり、タンク回転率が5日から20日に向上する見通しだ。30日付蘋果日報が報じた。

 計画によると、LNG受入基地は16~25年にかけて台湾電力(台電、TPC)の大潭発電所近くの観塘工業区に建設する。第1期の投資額は600億台湾元(約2,100億円)、貯蔵容量は300万トンを予定。22年から35年間運転可能と見込む。

 経済部は、CPCが寡占の疑いを持たれないよう、監督や補完措置を取るよう条件を付けた。

 CPCと建設を争っていたTPCの朱文成総経理は、TPCはLNG受入基地を持たず、CPCからLNGを購入しなければならないが、CPCは契約価格の公開に応じないと指摘。3基目のLNG受入基地の建設で、監督はますます困難になると訴えた。