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タブレット価格競争激化、ホワイトボックス生存困難に【表】


ニュース 電子 作成日:2014年9月1日_記事番号:T00052450

タブレット価格競争激化、ホワイトボックス生存困難に【表】

 華碩電脳(ASUS)が28日に発表した7インチ・タブレット端末の新機種「MeMO Pad 7(ミーモパッドセブン)・ME70CX」がきょう(1日)発売された。価格はASUSがタブレット市場に参入して以来最低となる2,990台湾元(約1万円)だ。ASUSはミーモパッド製品で強力な低価格戦略を進めており、ライバルブランドに深刻な値下げ圧力をもたらしている他、世界的にタブレット端末需要が伸び悩む中、価格面での優勢を失ったホワイトボックス(白牌。無名、ノーブランド)は生き残りが困難となり、来年上半期から撤退が相次ぐとの見方が業界で出ている。1日付電子時報が報じた。

 ただASUSも、低価格戦略が奏功して2013年通年のタブレット端末出荷で1,200万台の目標を達成し、非アップル製品の世界市場で2位に食い込んだものの、価格を引き下げたことで利益率が急速に低下している上、今年は出荷量が伸び悩んでいることから、タブレット端末事業は損益均衡ラインを行ったり来たりしている状況だという。

 なお同社の今年通年のタブレット端末出荷台数は1,070万台で前年を下回ると予測されている。