ニュース 金融 作成日:2014年9月2日_記事番号:T00052461
政府系銀行を中心に人民元建て定期預金の金利が3%以上に再上昇している。業界関係者は、最近の人民元預金残高の伸び悩みを受け、高金利で人民元預金を促す狙いと指摘した。2日付経済日報が報じた。
華南銀行の高金利定期預金プランは、台湾元口座からの振り替え、最低預金額2万人民元(約34万円)以上の条件で、6カ月物で金利3.1%、1年物で3.15%。台湾銀行は、インターネットバンキングの利用に限り、最低預金額2万元以上で、1年物が3%となる。それぞれ申し込みは9月30日まで。
人民元預金は昨年2月に解禁以降、急速に成長。今年年初には各行が高金利をうたう人民元定期預金プランを相次いで投入し、1月末時点で外国為替取扱指定銀行(DBU)とオフショア銀行部門(OBU)を合計した人民元預金残高は2,000億人民元を突破した。しかし、3月中旬に人民元清算銀行である中国銀行台北支店が、市中銀行から受け入れる人民元定期預金の金利を引き下げたことで、高利率競争が落ち着き、7月末時点での人民元預金残高の前月比伸び率は過去最低のわずか0.1%にまで低迷した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722