ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

8月の製造業PMI下落、高雄爆発事故が影響【図】


ニュース その他製造 作成日:2014年9月2日_記事番号:T00052470

8月の製造業PMI下落、高雄爆発事故が影響【図】

 中華経済研究院(中経院、CIER)が1日発表した8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は55.4で、前月比3.1ポイント下落した。今年平均の58を下回り、景気拡大ペースが3月以降で最も緩やかとなった。呉中書・中経院長は、高雄爆発事故とウクライナ情勢の緊迫で欧州の景気回復が遅れていることがPMI下落の主因と説明した。2日付工商時報などが報じた。

 8月のPMIを構成する5項目は、▽新規受注指数、55.3(前月比7ポイント下落)▽生産指数、56(6.2ポイント下落)▽雇用指数、54.7(4.5ポイント下落)──が下落した一方で、▽購買品在庫指数、55.3(0.8ポイント上昇)▽サプライヤー納期指数、55.8(1.6ポイント上昇)──は上昇した。

 呉院長は、台湾のPMIを刺激する要因の一つにアップルの新製品が挙げられるが、間もなく発売するとされるスマートフォン「iPhone6」向け川上メーカーの出荷は既に一段落したと指摘。同製品の売れ行き次第で今後PMIは改善するとの見方を示した。