ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2014年9月2日_記事番号:T00052471
今年に入り韓国から台湾に輸入される低価格H形鋼が急激に増える中、中国鋼鉄(CSC)傘下の中龍鋼鉄(ドラゴン・スチール)は1日、H形鋼価格を1トン当たり600台湾元(約2,100円、下げ幅2.48%)引き下げて対抗するとともに、韓国の現代製鉄および東国製鋼に対するダンピング(不当廉売)提訴を視野に情報を収集していると表明した。2日付工商時報が報じた。
中龍鋼鉄および東和鋼鉄企業(東鋼)を中心とする台湾メーカー全体のH形鋼年産能力は約150万トンだが、域内需要は年間70万〜80万トンにとどまっており、各社は稼働率の維持を輸出に頼らざるを得ない状況だ。
こうした中、年初来、1トン当たり価格で台湾製を約2,000元下回る韓国製H形鋼が台湾市場へ大量に流入しており、地場メーカーは大きな打撃を受けている。
中龍鋼鉄は、韓国製H形鋼の今年1〜7月の台湾輸入量は5万トンを超え、前年同期の2.25倍に増えており、台湾市場の秩序を乱し、公平な競争を阻害していると指摘している。
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