ニュース 電子 作成日:2014年9月3日_記事番号:T00052498
宏達国際電子(HTC)の複数の従業員による蘋果日報への投書によると、同社は10月1日より、工場内に持ち込めるスマートフォンを自社の「M7」、「M8」および「バタフライS」に限定、かつデジタルカメラレンズの取り外しを求める措置の実施を決めたようだ。これについてHTCは「機密情報の流出を防ぐため」と説明したが、自社製品購入のための補助金は支給しない方針とされ、「社員に自社製品の購入を強制することで出荷量を増やそうとしている」と従業員の間で不満が高まっている。3日付蘋果日報が報じた。
なお台湾の電子業界では機密情報の流出防止策として、台湾積体電路製造(TSMC)が工場内で指定フィーチャーフォン(従来型携帯電話)以外の使用を禁止している他、鴻海科技集団(フォックスコン)やノートパソコン受託メーカーの多くが工場への携帯電話持ち込みを禁止している。
儲祥生・華南証券投資顧問董事長はHTCの措置について、「電子業界では大手メーカーの多くが社内や工場内で従業員に写真撮影をさせないようにしている上、HTCはスマホメーカーのため、従業員に他社製品の持ち込みを制限するのは自然なこと」と指摘した。
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