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LGDの広州8.5世代工場稼働、AUOとイノラックスに脅威


ニュース 電子 作成日:2014年9月3日_記事番号:T00052500

LGDの広州8.5世代工場稼働、AUOとイノラックスに脅威

 LGディスプレイ(LGD)が1日、中国・広州市で第8.5世代液晶パネル工場を稼働させた。これにより生産能力の過剰と、友達光電(AUO)と群創光電(イノラックス)の市場シェア侵食が懸念されている。3日付経済日報が報じた。

 LGDの広州8.5世代工場は投資額40億米ドル。当初の月産能力はガラス基板投入枚数6万枚で、2016年末にはフル稼働で月12万枚を生産できる見通しだ。LGDが70%、広州開発区が20%、中国テレビ大手の創維集団(スカイワース)が10%出資している。LGDは、中国は世界最大のテレビ市場で、ハイエンドテレビの需要が強く、潜在成長力があるため、見過ごせないと指摘した。

 一方、ディスプレイサーチは、LGDはアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)テレビに期待し、韓国工場で液晶パネルの生産を減らしているので、広州8.5世代工場が稼働しても、需給に大きく影響しないとの見方だ。