ニュース 社会 作成日:2014年9月4日_記事番号:T00052509
大手交流サイト、フェイスブック(FB)上に開設された、一般人女性を盗撮した画像を共有するグループ「拍社」がわずか3カ月で2万5,000人ものメンバーを集める人気となっていることが判明した。このほどメディアで取り上げられると、女性たちから「変態」「気持ち悪い」など激しい非難の声が上がった。
今年5月に開設された「拍社」は、各メンバーが自分で撮影した盗撮画像を投稿し、他のメンバーと共有するというもの。これまで1,800枚以上の画像がアップロードされている。その中には都市交通システム(MRT)の車両内に座っている女性の胸などを撮った画像や、女性看護師のスカートの中を写した画像が含まれていた。
同グループは「非公開」に設定されており、入会したいユーザーは管理人からの承認を得てメンバー(男性限定)になることができる。
こうした行為について呂秋遠弁護士は、「故意に女性の胸や下着、スカートの中を撮影した場合、秘密妨害罪で3年以下の懲役刑を受ける」と指摘している。
一方、張立業弁護士は「社会がオープンになるにつれ『秘密』についての認識も変わっており、胸元の開いた服から見えている部分やホットパンツを着た女性の太ももをカメラで撮っても罪にはならない」と説明。しかし、スカートの中など隠れている部分を写真に撮れば罪になるとしている。
こうした情報をつかんだのか「拍社」では3日、メンバーに対し「スカートの中などを写した写真の投稿を禁止し、過去の投稿も削除する。ただ、こういった画像以外は違法ではないため心配は無用だ」との通知を行った。
その後、同グループはカバー写真を黒塗りのものに、管理人の数も3人から0人に変更し、活動を凍結したもようだが、新たに別のグループ「拍社2.0」が開設され、既に8,000人近いメンバーを集めている。
なお台北市警察局の黄昇勇局長は3日、「拍社」の管理人の特定を指示するとともに、MRT車内やプラットホームでの警備を強化するよう命じた。
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