ニュース 電子 作成日:2014年9月4日_記事番号:T00052530
4日付工商時報が業界関係者の話を基に伝えたところによると、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は、半導体製造プロセス微細化の重要な鍵を握る極紫外線(EUV)リソグラフィー(露光)技術について最近、1日にシリコンウエハー600枚の露光に成功したもようだ。これは半導体業界最大手のインテルが7月に達成したのと同様のレベルだ。
同紙によると、TSMCは今年末にも16ナノメートルFinFET(FF、立体構造トランジスタ)プロセスによる量産を開始する他、次世代の10ナノプロセスについても開発段階に入っている。張忠謀(モリス・チャン)同社董事長は先ごろ、10ナノプロセスについて「来年下半期にテープアウト(設計完了)する」との見通しを示した上で、同プロセスにおいてEUV露光技術を導入する可能性が高いと語っている。
1日にシリコンウエハー600枚のEUV露光達成が事実とすれば、既にEUV露光装置を使って10ナノプロセスによる試験生産が可能ということを示し、2016年に10ナノプロセスによる量産が実現する可能性が高まったことになる。
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