ニュース 社会 作成日:2014年9月5日_記事番号:T00052537
今月8日に迎える中秋節(旧暦8月15日)に、台湾では「月餅(菓子)」や「文旦(ブンタン)」などを贈り合う習慣があるが、このほど行われたある調査によると、企業が計画する贈り物ランキングの1位が「月餅」となった一方、サラリーパーソンが「もらいたくない」と考える贈り物の1位も「月餅」となり、中秋名物が迷惑品となっている現状が浮き彫りとなった。
求職求人情報サイト「yes123求職網」が8月26日〜9月2日に正社員として働くサラリーパーソンを対象として行ったアンケート調査(有効回答数1,491件)の結果によると、今年は企業の75%が得意先などに中秋節の贈り物を計画しており、その品物としては▽1位、月餅(45.6%)▽2位、パイナップルケーキ・蛋黄酥(卵黄入りまんじゅう)(22.8%)▽3位、文旦(14%)──となった。
しかし皮肉にもサラリーパーソンが「欲しくない」中秋節の贈り物の1位も月餅(40.5%)となった他、4位にパイナップルケーキ・蛋黄酥(21%)、5位に文旦(19.8%)が入った。
こうした状況にyes123求職網は、企業の贈り物は、慣習や礼儀を原則に決まりごとと化していることが背景にあると指摘している。
ちなみにサラリーパーソンが「欲しい」贈り物の1位は「現金・商品券」(69.2%)で、これに「月餅アイス」(41.8%)、デザートやクッキーセット(21.2%)が続いた。
また同調査では「中秋奨金(中秋節ボーナス)」の支給動向についても聞き取りが行われ、企業の64.9%が今年、中秋ボーナスを支給することが判明。その金額は企業の91%が「例年並み」で、従業員1人当たり平均額は2,045台湾元となった。
なお、別の調査によると定番のバーベキューなど中秋節期間中にかかる出費は2,767元という結果が出ており、中秋ボーナスは3日間の連休中に使い果たしてしまうことになりそうだ。
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