ニュース 商業・サービス 作成日:2014年9月5日_記事番号:T00052544
ホテルチェーン大手のルメリディアンホテル&リゾートが、台湾の皇家季節酒店集団(ロイヤル・シーズンズ・ホテルグループ)との提携で、台湾鉄路(台鉄)台中駅前に進出する計画であることを張大春・台中市政府観光旅遊局長が4日明らかにした。皇家季節酒店集団が購入した神鑑大楼を改装し、「台中李方艾美酒店(ルメリディアン台中)」とする計画で、客室数は230室、2016年末の開業を目指す。総投資額は40億~50億台湾元(約140億~180億円)に上る見通しだ。5日付工商時報が報じた。
神鑑大楼は、高さ178メートルで台中第2の高さを誇る。かつては百貨店「金沙百貨」として買い物客でにぎわったが、99年の台湾中部大地震や同市の商業の中心が西に移った影響で経営が悪化し、00年に営業を停止した。その後電子製品の販売や学習塾、レストランが入居し、所有者が変わったことで神鑑大楼に名称が変更。昨年、皇家季節酒店集団が20億元で購入した。
現在、台中市政府は台中駅前・中区商圏の活性化計画を進めており、既に約60軒の大小ホテルが開業、バックパッカーなどが増加している。さらに今年、バス高速輸送システム(BRT)が開通した他、15年には都市交通システム(MRT)も開通予定でさらなる発展が期待されている。
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