寝たきり患者向けの呼吸補助機器などを生産する雃博（エイペックス・メディカル）は競合メーカーの米レスメドに特許侵害で提訴されたことに関連し、同社と和解に達したことを明らかにした。６日付工商時報が伝えた。
和解合意は、エイペックスがマスクや呼吸補助機器などを世界各国で販売することをレスメド側が受け入れ、レスメドが特許訴訟を取り下げる内容で、同時にエイペックスも米国、欧州連合（ＥＵ）、ドイツ、日本、中国で特許の有効性を争う再審査請求を取り下げる。
これにより、エイペックスの製品は世界市場で年内にも全面的に販売が再開されるとみられる。和解を好感し、発表直後の５日にはエイペックスの株価がストップ高を記録した。
