ニュース 自動車・二輪車 作成日:2014年9月9日_記事番号:T00052574
三菱車を生産販売する中華汽車工業(チャイナ・モーター)は今年の完成車輸出台数が2,500台へと、従来目標の5,000台から半減する見通しだ。情勢が緊迫する中東で購買意欲が低下している他、円安進行を受けて日本からの輸出コストが昨年の3分の2に減少した日本自動車メーカーが値下げ攻勢を強めており、中華汽車の輸出競争力が下がっているためだ。8日付経済日報が報じた。
中華汽車の劉興台総経理によると、今年の予想輸出台数2,500台の半分を占める商用車は市場が安定しているが、三菱自動車と共同開発した中型セダンの「ランサーフォルティス(日本名・ギャランフォルティス)」は円安の影響で販売台数が減っているという。
中華汽車は昨年、海外市場開拓が奏功し、輸出台数を3,266台へと前年比45%増やしたが、円安進行がストップしない限り、今年のみならず来年も輸出拡大は難しくなりそうだ。
なおトヨタ車を生産する国瑞汽車も中東への輸出減が懸念されているが、同社は上半期から台湾域内市場で続くカローラアルティスの供給不足が解消されるとの見通しを示しており、今年の年産目標20万台を据え置いた。
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