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コメ卸大手の木徳神糧、屏東に合弁子会社設立へ


ニュース 農林水産 作成日:2014年9月10日_記事番号:T00052593

コメ卸大手の木徳神糧、屏東に合弁子会社設立へ

 コメ卸大手の木徳神糧(本社・東京都江戸川、平山惇社長)は9日、小麦でんぷんの製造販売などを手掛ける長田産業(本社・兵庫県宍粟市、長田博社長)、およびコメの製販・輸出入を行う聯米企業(ユニオンライス、新北市)と、10月をめどに屏東農業生物科技園区(農科園区、PABP)に合弁子会社「台湾木徳生技」(仮称)を設立すると発表した。同園区に工場を建設し、腎臓病患者向けにたんぱく質含量を抑えた調整米の製販および関連製品の研究開発(R&D)などを行う。総投資額は1億台湾元(約3億5,000万円)を想定している。

 台湾木徳生技の資本金は5,000万元で、出資比率は木徳神糧が80%、長田産業と聯米企業が各10%。平山社長が董事長に就く。

 工場は今期に着工予定で、来年秋ごろの稼動を見込む。当初月産能力は30〜50トンとなる見通し。

 木徳神糧はワイズニュースの取材に対し、台湾ではたんぱく質調整米を販売した実績がなく、今後病院や薬局などの販路を開拓すると説明。また農科園区は自由経済モデル区に指定され、輸出時の免税措置があるため、中国や東南アジアへの輸出も手掛けると答えた。