ニュース 農林水産 作成日:2014年9月11日_記事番号:T00052616
今年7月、高雄市鳳山区の伝統市場で販売されていたアヒル肉から猛毒のダイオキシンが見つかったことが衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)の調査で分かった。含有量は15ピコグラム(pg・1兆分の1グラム)で、台湾の基準値1.75pgを8.5倍上回った。11日付中国時報などが報じた。
これを受けて行政院農業委員会(農委会)や行政院環境保護署(環保署)、地元当局などで高雄、台南、屏東の3県市のアヒル養殖場8カ所で土壌や水質の検査を行ったが、異常は発見されなかった。TFDAの委託を受けて調査を担当した李俊彰・成功大学工業衛生環境医学研究所教授は、「養殖場の一部にダイオキシン濃度が高い所があり、問題のアヒルはそこの土壌をついばんだのはないか」との見方を示した。なお、調査は鳳山を含む3カ所の伝統市場を対象にしたが、ダイオキシンが見つかったアヒルは1羽のみで、李教授は「偶発的な事件で、大規模な汚染ではない」と指摘した。
高雄では2009年にも大寮区でダイオキシンアヒルが見つかっており、その際は9,400羽を処分した。ただ、当時も汚染源は最後まで分からなかった。
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