ニュース 商業・サービス 作成日:2014年9月11日_記事番号:T00052621
台北都市交通システム(MRT)淡水駅前に位置する「名統百貨」が資金繰り悪化のため、今月半ばから段階的に営業を停止する見通しだ。名統百貨は淡水初の百貨店として2012年12月にオープンしたばかり。11日付中国時報などが報じた。
名統百貨の売り場では既に入居業者の約5割が撤退し、何も知らない客があぜんとする場面も見られた(10日=中央社)
新北市政府労工局によると、名統百貨は今月半ばにまず売り場とフードコートの営業を、月末にレストランの営業を停止し、今後の経営方針について協議するという。
現時点で営業を完全に終了する計画はないとしているが、従業員59人は一部を除いて解雇する方針で、中国時報は「住宅に改築される可能性が高い」と指摘している。
年間延べ1,200万人の旅行客が訪れる観光地の淡水で開業した名統百貨は、カジュアル衣料大手のユニクロなどの入居もあって半年で7,000万台湾元(約2億5,000万円)の商機を創出した。しかし今年3月より財務状況の悪化がうわさされるようになり、一部テナントは今月8日、15日までに撤退するよう突然要求されたという。
また名統百貨では、3カ月ほど前から取引先業者に対する代金支払いが滞っており、既に100社に上る業者が未払い金請求を求める「自救会」を組織したもようだ。
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