ニュース 商業・サービス 作成日:2014年9月11日_記事番号:T00052625
香港の低価格衣料ブランド「Baleno(バレーノ)」が来月末に台湾市場から撤退する。全土53店とサブブランドの「S&K」、「IP Zone」の10数店を今月から来月にかけて相次いで閉店する。撤退理由について台湾バレーノは「本社の決定」と詳しく語らなかったが、業界はユニクロなどのファストファッションブランドとネットショッピングの挟撃に太刀打ちできなかった結果とみている。11日付蘋果日報が報じた。
バレーノはカジュアル衣料を中心に手掛け、価格は約300〜3,000台湾元(約1,100〜1万1,000円)。1981年にイタリアのブランドとして設立されたが、96年に香港の徳永佳集団が買収。中国、香港、東南アジアなどに進出している。台湾では展開10年以上で、最盛期には200店以上があった。
百貨店業界関係者によると、台湾は市場が小さ過ぎるため、経営を続ける価値がないとバレーノ株主が判断したとされる。ただ、バレーノの店員は、ユニクロの台湾進出以来、売り上げが下り坂となり、多くの店が相次いで閉店したと指摘。ユニクロと多くの商品が重複しており、ネットショップを手掛けなかったことも撤退要因とされる。
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