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太陽電池ポリシリコンの福聚能、生産を全面停止へ【表】


ニュース その他製造 作成日:2014年9月11日_記事番号:T00052627

太陽電池ポリシリコンの福聚能、生産を全面停止へ【表】

 石油化学大手、李長栄化学工業(LCYケミカル、栄化)傘下の太陽電池用ポリシリコン(多結晶シリコン)メーカー、福聚太陽能(台湾ポリシリコン、TPSi)は10日、同日および11日付で70人の従業員を解雇すると発表した。経営状況が悪化している同社は上半期より減産を実施しているが、今後1〜2カ月内に生産を全面停止し、貿易業務に専念する方針だ。11日付経済日報が報じた。

 福聚太陽能の呉銜晋総経理は、当初は第2四半期から太陽光発電所の設置計画が増え、ポリシリコン価格も上向くと見込んでいたが、米商務省が中台の太陽電池関連メーカーに対し、反ダンピング(不当廉売)関税の適用を仮決定したことで業界景気が好転せず、価格は依然、低迷していると指摘した。

 こうした中、同社は従業員の削減と生産の停止により支出を最低限に抑える決定を下した。解雇により従業員数は約200人となる。