ニュース 運輸 作成日:2014年9月12日_記事番号:T00052642
葉匡時交通部長は11日、台湾高速鉄路(高鉄)で分岐器に関連するトラブルが相次いでいることについて、調査の結果、独シーメンスが製造する分岐器に瑕疵(かし)があったことが判明したと語った。同社も分岐器のマイクロスイッチの不良品率が高いことを認めているという。このため高鉄は、過去に故障した、または故障リスクの高い60個余りのマイクロスイッチを交換したと説明。さらに契約に基づいてシーメンスに賠償請求を行ったことも明らかにした。12日付中国時報が報じた。
高鉄では開業以来7年間で、分岐器関連のトラブルが67回、今年だけで12回発生しており、うちマイクロスイッチの故障を原因とするものが5割以上を占めている。
高鉄の徐宜中・広報担当は、故障はマイクロスイッチに粒子状の異物が入り込んだことが原因で、接触や信号の伝達に影響を及ぼしていたと説明。この異物は同部品の製造過程で混入したことが分かっており「当社は不良品を買わされた」と語った。
分岐器のトラブルについては「ドイツ製の分岐器と日本製車両の相性が悪いため」との見方も出ていたが、今回、原因は別にあることが判明した形だ。
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