ニュース 食品 作成日:2014年9月12日_記事番号:T00052652
強冠企業(高雄市大寮区)による廃油を原料に使った違法ラード(豚油)の出荷先の一つでパイナップルケーキの名店、台北犁記餅店は11日、遅くとも10月8日まで営業を停止すると発表した。12日付自由時報が報じた。
台北犁記を励まそうと、常連客から多数の花が贈られた(11日=中央社)
同社は返金に対応するため、8日から3日間の予定で営業を停止中で、10日からは返金対象を廃油ラード使用の芝麻肉餅に限らず、全商品に拡大。レシートまたは空箱の提示で返金に応じた。10日の返金は916万台湾元(約3,300万円)に上り、累計で3,000万元以上とみられている。同社広報担当者は、芝麻肉餅の販売を再開する予定はないと説明した。
一方、基隆市の老舗、李鵠餅店は12日、営業を再開した。問題の緑豆沙餅と咖哩餅は油を変更し、事件が落ち着いてから販売を再開する予定だ。
李鵠餅店は12日午後9時半まで消費者の返金に応じ、弁護士を通して強冠を提訴し求償すると表明した。同社は今年、強冠のラード「全統香豚油」を780缶入荷している。事件発覚後6日から販売を停止、返金額は6日間で1,000万元に上る見通しだ。
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