ニュース 食品 作成日:2014年9月12日_記事番号:T00052654
衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)は11日、一連の廃油ラード事件を受け、香港からの食用ラードの輸入を差し止める措置を取った。12日付聯合報などが報じた。
今回の措置は、香港の金宝運(グローバルウエー・コーポレーション)が第三者機関の鑑定書(サーベイリポート)を偽造し、非食用のラードを食用ラードとして、台湾の強冠企業に輸出していたことが明らかになったことを受けたものだ。
TFDAの姜郁美副署長は今回の措置の期限について、「香港側を信用できるまでだ」と述べた。
このほか、中国、香港、マカオから輸入される食用油について、全量検査を実施する一方、当局による衛生証明書類の添付を義務付けることも決めた。
一方、香港政府食物環境衛生署の劉利群(ビビアン・ラウ)署長は同日、香港には食用油の生産工場が9カ所あるが、いずれも食用ラードは生産していないと説明した。ただ、香港政府統計処によると、今年1~7月に香港から台湾に食用ラード43トンが輸出された記録が残っており、香港の業界関係者は「大半は間違いなく工業用または飼料用のラードで、通関時に食用動物油脂と申告したものだ」と指摘した。
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