ニュース 食品 作成日:2014年9月12日_記事番号:T00052656
廃油ラード事件で強冠企業(高雄市大寮区)に飼料用ラードを食用ラードと偽り輸出していた香港の商社、金宝運(グローバルウエー・コーポレーション)で、強冠の葉文祥董事長が董事として名を連ねていることが中国時報の取材で明らかになった。12日付同紙が伝えた。
葉董事長は11日の記者会見で「自分も被害者」と涙ながらに訴えていた(11日=中央社)
これに先立ち、葉董事長は11日の記者会見で、金宝運の董事であることを否定した上で、過去に金宝運と香港に合弁会社を設立したが、中国進出がうまくいかず、既に清算済みだと説明していた。
しかし、同紙が会社登記簿を調べたところ、葉董事長が強冠の董事であることが判明した。こうした状況から見て、強冠と金宝運には深い結び付きがあったと推測でき、金宝運から輸入したラードが飼料用ラードだったことを知らなかったとする葉董事長の説明も信頼性が疑われている。
金宝運をめぐっては、2012年にも中国黒竜江省の北大荒集団から輸入したピーナッツ油から基準値を超える発がん性物質が検出されている。
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