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中国ナンバーの乗用車が堂々走行、所有は国民党幹部


ニュース 社会 作成日:2014年9月16日_記事番号:T00052697

中国ナンバーの乗用車が堂々走行、所有は国民党幹部

 今年7月以降、「云(雲)A−378TW」という中国・雲南省のナンバープレートを付けた乗用車が公道を堂々と走行し、物議を醸している。16日付自由時報が伝えた。

 中国で登録された車両は通常、台湾を走行できないが、問題の車両は雲南省旅遊業協会と台湾中華両岸城郷文経発展促進会が「楽駕台湾、酔美雲南」と銘打ったイベントのために1台が持ち込まれ、7月2日に通関。7月9〜13日、9月12〜16日に臨時ナンバープレート(1回当たり5日間有効)を取得し、台湾の公道を走行したことが分かった。

 所有者は、中国に進出した台湾企業(台商)関係者で国民党中央委員の林徳旺氏で、「法律に従い申請を行い、納税も済ませている。公道を走った2回については、臨時ナンバープレートを申請した」と説明した。早ければ23日に中国に運送すると話した。ただ、問題の車両は臨時ナンバープレートの有効期間外にも高速道路上で目撃されており、違反走行があったとみられている。

 民進党の蔡其昌立法委員は「期限後も車両がなぜ台湾に残留できたのか」と疑問を呈し、こうしたケースが慣例化することに懸念を示した。