ニュース 食品 作成日:2014年9月16日_記事番号:T00052710
衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)の姜郁美副署長は15日、食用廃油などを原料に使ったラード(豚油)が食品・飲食業界に出回った事件について、「今後市中で販売される商品には絶対に問題はない」と事実上の安全宣言を出した。16日付自由時報が伝えた。
郭元益食品の結婚式の引き出物にも問題のラードが使用されていた(15日=中央社)
姜副署長は「事件はコントロールされた。問題がある食品は全て撤去された」と述べ、今後は回収された商品の処分に作業の重点が移るとの認識を明らかにした。今回の事件でこれまでに撤去、回収、封印された食品は371.3トンに上り、うち処分が完了したのは12.3トンにとどまっている。
一方、強冠企業(高雄市大寮区)のラードが原料に使われた食品の流通先を追跡したところ、芳福企業(新北市新荘区)が強冠の製品を配合して生産したラードが銘珍食品(新北市淡水区)に出荷され、さまざまな餡に加工されていたことが判明した。
新北市政府衛生局によると、出荷先は菓子メーカーの郭元益食品、一之郷、喫茶店チェーンの春水堂をはじめ、台湾全土に分布していることが判明した。
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