ニュース 電子 作成日:2014年9月17日_記事番号:T00052733
中国の移動通信キャリア大手、中国移動通信(チャイナ・モバイル)の奚国華董事長は16日、台湾の工業技術研究院(工研院)や関連業界と協力して、次世代の第5世代(5G)移動通信規格を共同開発することを呼び掛けた。17日付経済日報が伝えた。

奚董事長(左3)は16年に同社の4Gユーザーが3億件に倍増すると予測した(16日=中央社)
訪台中の奚董事長は、TD-LTE規格の普及組織、グローバルTD-LTEイニシアティブ(GTI)と工研院が共催したフォーラムに出席し、「4G技術を基礎に両岸(中台)は5G時代を見据え、技術・商品協力を強化することが可能だ。5G分野で新たな規格を共同で開発したい」と述べた。
既に中国移動と協力関係にある業界団体、台湾区電機電子工業同業公会(電電公会、TEEMA)の郭台強理事長は「中国と共同で5G規格を開発すれば、台湾メーカーが5Gの技術と規格を早期展開するのにつながり、商機の確保に役立つ」と歓迎した。
中国側は携帯電話用チップ大手の聯発科技(メディアテック)、スマートフォン大手の宏達国際電子(HTC)などとの協力を視野に入れているとみられる。
奚董事長はまた、中国国内での4Gネットワーク建設に伴う商機について、「市場が非常に大きく、両岸協力は相互補完的で双方に利益をもたらすものだ」と指摘し、特に多規格対応のチップで台湾メーカーとの協力を強化していく意向を示した。
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