日野自動車の商用車の台湾総代理店、和泰汽車は16日、日野の小型トラック、ＨＩＮＯ300シリーズ（日本名・日野デュトロ）3.49トンモデルの来年の販売台数が、長年首位だった三菱ふそうトラック・バスのキャンターを上回り、台湾の中小型商用車市場を制覇するとの見通しを示した。17日付工商時報が報じた。
蘇純興総経理（右）は台湾が日野ハイブリッド商用車の海外初の生産拠点になると述べた（16日＝中央社）
和泰は、ＨＩＮＯ300シリーズ3.49トンモデルの下半期の月間販売台数はキャンターを超え、今年通年の3.49トンクラスの販売台数は3,000台、来年は3,500台と目標を示した。和泰の3.49トン商用車の１～７月販売台数は1,641台（市場シェア26.5％）だった。台湾の商用車市場は3.49トンクラスが最多で、近年の販売台数は１万台。
和泰は16日、台湾生産ＨＩＮＯ300シリーズハイブリッドの新車発表会を行った。3.49～８トンモデルを販売する。6.5～８トンクラスで日野ブランドは市場シェア４割で首位だ。
