ニュース 社会 作成日:2014年9月18日_記事番号:T00052749
まだ言葉を話せない乳幼児は唯一泣き声だけが自分の欲求を伝える手段だが、経験の浅い両親は泣きやまない赤ちゃんが何を訴えているか分からず途方に暮れることも多い。そんな中、雲林科技大学がスマートフォン用に開発した世界初の「赤ちゃん語翻訳アプリ」が強い味方になりそうだ。
張教授。「赤ちゃん語翻訳アプリ」が発表された台北国際発明技術交易展は21日まで世界貿易センター1号館で開催。入場無料だ(17日=中央社)
同アプリは乳幼児の泣き声を分析し、何を求めているかを6種類に分けて判定するもので、その正確度は92%に上るという。
雲林科技大の「赤ちゃん語翻訳アプリ」開発チームは台湾大学付属医院雲林分院小児科の協力を受け、約2年半をかけて1歳までの乳幼児の泣き声データを10万件以上収集。その周波数や波長を分析し、泣き声が示す乳幼児の気持ちを▽お腹が空いた▽おむつが汚れた▽うるさい▽痛い▽眠い▽気分が悪い──に分類した。
開発チームを率いる雲林科技大・情報工学系の張伝育教授によると、お腹が空いたときの乳幼児の泣き声は比較的規則的で、お腹が痛いときは不規則に、また眠いときは甘えるような泣き声になるそうだ。
こうした分析を基に開発された「赤ちゃん語翻訳アプリ」をダウンロードすれば、スマホを使って乳幼児の泣き声を瞬時に判定し、何を訴えているかが高い確率で分かるようになるはず。若い母親からは「必ず買う」との声が上がっている。
このアプリは今年12月にアンドロイドOS(基本ソフト)およびiOS搭載のスマホ向けに2.99米ドルで発売予定だ。台湾の他、中国、香港に加え、日本や欧米の乳幼児にも使用可能だそうで、初年度1億台湾元以上の商機を見込む。
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