中国の移動通信キャリア大手、中国移動通信（チャイナ・モバイル）の奚国華董事長は17日、台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）の張忠謀（モリス・チャン）董事長、聯発科技（メディアテック）の蔡明介董事長、遠伝電信（ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ）の徐旭東（ダグラス・シュー）董事長を相次いで表敬訪問し、モノのインターネット（ＩｏＴ）の普及を見据えた中台協力を呼び掛けた。18日付経済日報が伝えた。
奚董事長（右）は18日、スマートフォン大手、宏達国際電子（ＨＴＣ）の王雪紅（シェール・ワン）董事長（左）を訪問した（18日＝中央社）
今回の表敬訪問先は、モノのインターネット事業を展開する上で鍵となるチップ製造（ＴＳＭＣ）、チップ設計（メディアテック）、末端ユーザー（遠伝）に関わる企業のトップだ。
このうち、メディアテックでは幹部から市場戦略に関する説明を受け、奚董事長はモノのインターネット分野におけるメディアテックの戦略について質問した。遠伝では将来的なFDD-LTE、TD-LTE両規格の融合問題などが話し合われた。ＴＳＭＣは奚董事長の訪問について詳細を明らかにしなかった。
