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洋華がベトナム工場縮小、サムスン受注減で


ニュース 電子 作成日:2014年9月18日_記事番号:T00052768

洋華がベトナム工場縮小、サムスン受注減で

 タッチパネル大手、洋華光電(ヤング・ファスト・オプトエレクトロニクス)は、8月からベトナム工場の規模縮小を進めており、従業員約2,000人のうち4分の1の削減を計画していると明かした。サムスン電子からの受注減少が主因だ。18日付工商時報が報じた。

 洋華は昨年下半期、タッチパネル業界の価格競争激化を受け、ベトナム工場、恵州工場(広東省)に生産を集中し、深圳工場(同)、観音工場(桃園県)を縮小することを決めた。サムスンがベトナム工場での生産比率を高めたことも理由だ。

 しかしサムスンは中国スマートフォンブランド台頭を受け、今年第2四半期にサプライチェーンへの発注を大幅に減らした。下半期からスマホのミドルエンド機種にもアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネルを導入し、洋華への外付けタッチパネルの発注を減らしている。

 洋華の8月連結売上高は前月比14%減、前年同月比51%減の3億4,400万台湾元(約12億円)と上場以来で最低だった。価格下落、出荷減少の影響で月3億~4億元と、ピーク時の20億元から激減しており、第3四半期は前期比2桁減も覚悟しているという。