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浜辺に停車して眠り込む、目覚めれば海の中


ニュース 社会 作成日:2014年9月19日_記事番号:T00052773

浜辺に停車して眠り込む、目覚めれば海の中

 新竹県でこのほど、ある男性が浜辺に駐車した自動車の中で眠り込んでいたところ、ちょうど潮が満ちる時間帯だったことから水位が上昇し、目覚めた時には車が海の上を漂っており、命の危険にさらされるトラブルに見舞われた。

 この男性(31)は、最近家族や友人との関係がうまくいかず、仕事でも問題を抱えていたそうで、気分を晴らそうと17日午前3時ごろ、友人から借りた車で海へドライブに出掛けた。

 新竹県新豊郷の海辺にやって来た後、涼しい浜風に吹かれて心地よくなったのか、そのままシートにもたれ眠り込んでしまった。

 男性が気持ちよく寝ている間に潮はどんどん満ちてきて、水位がタイヤの高さを超えたことから車体が浮き上がり海上を漂い始めた。

 その様子を近くにいた市民が偶然目撃し、警察に通報。駆け付けた警官が見たのは、海水が車内に流れ込み始めたことで目を覚ました男性が、脱出するために必死で窓を開けようとしている姿だった。

 しかし、浸水によって窓を開ける機能が故障したようで、男性は車内に閉じ込められてしまった。そこで警官と消防隊員が海の中に入り、力を合わせて助手席のドアを開け、男性を救出した。

 男性はショックと寒さで全身をガタガタ震わせていたが、幸い命に別状はなかった。救出時に海水が男性の胸の高さに達していたことから、消防隊員は「あと数分遅ければ危なかった」と語った。

 なお男性に車を貸した友人が現場に駆け付けたところ、愛車はすっかり潮水に浸かり、全体がさび色に変色していた。この友人は警官に泣きそうな声で「修理できますかね」と尋ねたという。