鋳造部品メーカーの永冠能源科技（ＹＧＧ）は、ドイツの風力発電設備大手ノルデックスから新規受注を獲得し、第４四半期から出荷を開始する見通しだ。19日付経済日報が報じた。
証券会社は、永冠能源はノルデックスの他、独シーメンス、米ゼネラル・エレクトリック（ＧＥ）など風力発電業界大手３社から台座などの受注を獲得していると指摘。永冠能源は今年、これらメーカーなどからの受注により、エネルギー関連製品の売上高が製品分類別で最も多くなっている。１～８月の各分類別売上高は▽エネルギー関連、46.14％▽射出成形機、25.18％▽工業用機械、23.94％▽医療用設備、4.74％──。
なお、永冠能源の１～８月の連結売上高は前年比30.5％増の47億7,700万台湾元（約170億円）、出荷量は29.2％増の９万トン。第３四半期の売上高は18億元、通年では60億元に達し、過去最高を更新する見通しだ。
