ニュース 電子 作成日:2014年9月19日_記事番号:T00052795
鴻海科技集団(フォックスコン)は今年初め、中国政府からの資金援助を受け、傘下の中国・天億顕示科技を通じて四川省成都市で第6世代の低温ポリシリコン(LTPS)パネル工場2基および有機発光ダイオード(OLED)パネル工場1基の建設計画を始動させた。しかし同計画に対し成都市政府が出資を中止したため、鴻海は今後、準備していた資金を台湾でのパネル事業に振り向けるとの観測が出ている。19日付蘋果日報が報じた。
当初計画によると、天億は今年第1四半期末〜第2四半期初めに工場に着工する予定だったが、現在まで何の動きもない。成都市政府でこのほど大規模な人事異動が行われ、資金を京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)や南京中電熊猫液晶顕示科技など地場メーカーに振り向け、自国パネル産業の振興を図る方針に切り替えたためとの見方が出ている。
なお、鴻海傘下のパネル大手、群創光電(イノラックス)は高雄・路竹工場のテレビ用55インチおよび65インチパネルの生産能力拡充を計画しているとされる。
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