ニュース 石油・化学 作成日:2014年9月22日_記事番号:T00052815
台湾中油(CPC)は、2015年に閉鎖、移転を予定している高雄製油所(高雄市楠梓区)・第5ナフサ分解プラント(通称五軽)に勤務する従業員の配置換えを今月より開始しており、2〜3カ月内に約140人全ての異動を完了する予定だ。これは五軽の閉鎖前倒し措置に等しく、21日付経済日報は「閉鎖後に川下業界が同プラントを借用し、存続させる構想が消滅したことを意味する」と指摘した。
CPCの主管によると、五軽は今年5〜7月初めに年次補修を進めた後、同社が抱えるナフサプラントを全て稼働させた場合、供給が過剰になるとの懸念から五軽は予備的な役割にとどまっていた。ただ、同プラントは閉鎖後に台聚集団(USIグループ)主導により稼働を継続させる構想が持ち上がっていたことから、従業員約140人を現場に残していた。
しかし高雄市で起きた大爆発事故を受けて江宜樺行政院長と陳菊・高尾市長が会談し、五軽の閉鎖を改めて確認。継続利用の可能性がほぼなくなったことからCPCは従業員の配置換えに着手した。
なお五軽閉鎖後に石化原料の供給が不足した場合、CPCは輸入により補う方針だ。
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