ニュース 食品 作成日:2014年9月22日_記事番号:T00052816
食用廃油などを原料に使ったラード(豚油)が食品・飲食業界に出回った事件で、台南市政府衛生局は問題の強冠企業(高雄市大寮区)が生産したラードが使用された製品15品目、52トンを台南市永康区の焼却炉で廃棄処分にした。20日付自由時報などが報じた。
台南では2業者がまだ返品受付中で、第2弾の廃棄処分を予定している(19日=中央社)
廃棄された食品には、餃子チェーン「五花馬」の葱油餅や捲餅、朝食チェーン「早安美芝城」の蛋餅の皮、食品メーカーの黒橋牌食品(ブラック・ブリッジ・フーズ)のちまきなどが含まれている。
林聖哲衛生局長によると、強冠企業は台南市の32の業者に廃油ラードを合計183トン販売し、うち40トンは強冠に返品されたという。
一方、今回の廃油ラード事件で、伝統焼き菓子類を生産するブランドの業績が大打撃を受けている。中でも台中名物「太陽餅」の有名ブランド「阿明師」では売り上げが過去2週間で70%も落ち込み、300万台湾元(約1,100万円)の損失が出た。同店はイメージ回復のため、19日から3日連続で商品を4割引きで販売するセールに踏み切った。
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