機能性素材を使った衣料やアウトドア衣料の需要拡大を受け、宏遠興業（エベレスト・テキスタイル）、南緯実業（テックスレイ・インダストリアル）、如興など機能性繊維メーカーや従来型アパレルメーカーの受注が好調だ。23日付工商時報が伝えた。
このうち、宏遠興業は親会社の遠東新世紀（ファーイースタン・ニューセンチュリー）の協力で、ペットボトルを再利用した機能性繊維の生産に参入し、ナイキなど有名メーカーからの受注が増加している。今年の受注は10％以上の増加が見込まれている。このほか、ヨガ用ウエアのルルレモンからの受注も確保した。
南緯実業では、売上高の７割を占める完成品生産で、アウトドア衣料の受託生産の割合が高まりつつある。昨年末からは機能性衣料向け繊維の研究開発（Ｒ＆Ｄ）を強化しており、来年以降は川上から川下までの一貫生産体制で業績向上が予想される。
